金属加工油剤

切削油剤の環境対策

近年あらゆる分野において地球環境への配慮が強く叫ばれておりますが、切削油剤をめぐる環境も大きく変わりつつあります。

  1. 塩素フリー化であり、2000年12月に塩素系極圧添加剤を完全に除外した新JIS規格が公布されました。
  2. PRTR法の実施であり、環境リスクの高いと考えられる435種の物質が指定され、製造業などの事業者がその排出量や移動量を把握し、行政に報告する義務が生じたことです。
JIS規格

JISK2241-2000では、その「解説」の中で、今回の規格改正の趣旨を、以下のように述べています。
「21世紀を目前にした今日、我々の世界は限りある資源を合理的に利用した生産活動と安全かつ快適な生活環境の保全との両立という困難な問題に直面している。切削油剤は高能率、高品位な金属加工を目標に、長年にわたって開発、応用研究がなされ、今日の産業界に発展に多大な貢献をなしてきたが、この切削油剤も今日的な課題の前には、環境対応重視への変格を迫られており、その構成成分として利用可能な化学物質の種類、量は大幅に制限される傾向にある。
現在市販されている切削油剤はJISK2241-1997にもあるように、主要な潤滑成分として塩素系極圧添加剤を応用したものが主流であるが、それら塩素系化合物を含有する油剤を焼却廃棄する際などにおけるダイオキシン類発生の危険性が懸念されている。JISは鉱工業品の品質改善、生産、使用、流通の合理化を目的として制定されるものであるが、安全や健康の保持、環境の保護という側面をも併せ持つため、切削油剤の将来像を示唆する意味においても、JISK2241-1997に規定の塩素系極圧剤を除外することにした。」

ユシロ化学工業の取り組み

ユシロ化学工業はこれらの動きに積極的に対応し、油剤の塩素フリー化とPRTR法対応商品の開発・研究に取り組んでいます。

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