自己修復性ポリマーゲル
ウィザードゲルⓇ

Tough polymer material ポリマーの常識を覆すタフな素材

ウィザードゲル®は、切れても再生する自己修復性ポリマーゲル(ヒドロゲル)です。自己修復性を持つ塗料やフィルムなどが実用化されていますが、実は凹みが元にもどるだけで切断傷は修復されません。ウィザードゲル®の大きな特徴は「切断傷を受けても再接触させることで傷が治る」というもので、今までにはない全く新しい材料になります。また、自己修復性だけではなく、高靭性、高伸縮性、耐乾燥性(一般的なヒドロゲルと比較して)を有しており、様々な応用が期待できる「タフ」な材料です。

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自己修復機能の発現

ウィザードゲル®の中に存在するホスト分子とゲスト分子が物理的に脱着することにより、切断-修復を繰り返して行うことができます。さらにホスト-ゲストの効果により応力を緩和する機能も有しています。

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高靭性・高伸縮性・タフネス性

ウィザードゲル®は、自己修復機能だけではなく、これまでのポリマーゲルの常識を覆す靭性を実現しました。ホスト-ゲスト相互作用や乾燥防止成分を利用することにより、カッターナイフなどの刃物で突いても破れにくい・亀裂が入りにくいという非常にタフで強い性能を持っています。

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成形用材料のご提供

ウィザードゲル®は,ゲルの素となるモノマー液・反応開始剤等をパッケージ化したウィザードパックとしてご提供します。

pick up products ウィザードゲル® PICK UP製品

自己修復性ポリマーゲル
ウィザードゲルGM-0001

ウィザードゲルの主剤。所定の硬化剤を混合することでウィザードゲルが作製できます。

(内容量:100g/500g)

自己修復性ポリマーゲル用硬化剤
ウィザードプラスPO-1

ウィザードゲル用硬化剤。水に溶かしてGM-0001に添加することで硬化が始まります。

(成分:過硫酸アンモニウム 内容量:1g)

自己修復性ポリマーゲル用硬化剤
ウィザードプラスPO-2

ウィザードゲル用光硬化剤。GM-0001に添加し紫外線を照射することで硬化が始まります。

(成分:2-Hydroxy-4'-(2-hydroxyethoxy)-2-methylpropiophenone 内容量:2g)

ウィザードゲル 作製方法① (GM-0001+PO-1)

WPHD熱作製方法

ウィザードゲル 作製方法② (GM-0001+PO-2 紫外線硬化)

WPHD光作製方法
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Performance information ウィザードゲル®の性能について

基本物性

項目 ウィザードゲル
外観 透明
硬さ※1 40
比重※2 1.2
引張強さ(kPa)※3 100~200
伸び(%)※3 600~900

※1:アスカーゴム硬度計CSC2型、温度23±2℃、湿度50±5%RH
※2:アルキメデス法、試験温度23℃
※3:オートグラフによる引張試験、温度23±2℃、湿度50±5%RH

自己修復性

自己修復性のグラフ-WGHD

伸縮性

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安全性

項目 代表値
皮膚一次刺激性※1(P.I.I.) 0.0(無刺激性)
経口毒性※2(LD50) 2000mg/kg以上

※1:OECD Guideline for Testing of Chemicals 404(2015)に準拠したウサギを用いる皮膚一次刺激性試験を実施
※2:OECD Guideline for Testing of Chemicals 420(2001)に準拠した雌ラットにおける急性経口毒性試験を実施、投与可能な限界量(2000mg/kg)において異常は認められず

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